富士貞房こと佐々木孝のプロフィール

プロフィール

略歴

1939(昭和14)年 北海道帯広市に生まれる。
1941(昭和16)年 一家で旧満州熱河省ランペイに移住。
1946(昭和21)年5月 旧満州から葫蘆島(コロ島、正式にはフールータオ)、 佐世保経由で引き揚げる。帯広市立柏小学校1年に途中入学。
1950(昭和25)年 秋 福島県南相馬市小高区(旧 相馬郡小高町)に移住。大伯父の家に一家で居候。
1951(昭和26)年4月 原町に移転。町立原町小学校六年に編入。
1955(昭和30)年 町立原町中学校卒業。
1958(昭和33)年  福島県立原町高等学校卒業。 1962(昭和37)年 上智大学外国語学部イスパニア語学科卒業。
1967(昭和42)年 上智大学文学部哲学科卒業。
1971(昭和46)年 清泉女子大学スペイン語スペイン文学科で教師生活開始。
1982年 教授となる(1976~1984 駒沢大学非常勤講師)。
1984(昭和59)年 静岡市の常葉学園大学外国語学部スペイン語学科の草創に参加。私にとって黄金の五年間を過ごす。
1989(平成元)年 東京純心女子短期大学(1997年から四年制大学に改組転換)に転じる。
その間、東京外国語大学(同大学院)、法政大学、早稲田大学などで非常勤講師をする。
★担当科目…人間学、比較文化論、スペイン語、スペイン思想など
2002(平成14)年 定年前に退職し、福島県南相馬市原町区に転居
現在に至る。

中学時代



高校時代

田代弘伯先生のクラスでした。

鈴木行雄先生のお家で

テニスコート側で

鈴木行雄先生と

1959年1月クラス会

『青銅時代』、『午後』について

『青銅時代』は、フランス留学から帰国して間もない小川国夫さんが、1957(昭和三十二)年、丹羽正、金子博、飯島耕一氏らと創刊した同人誌である。一年一冊のスロー・ペースながら、同人誌の中では異色の存在として一時代を築いた。1967年ごろ、J会を辞めて相馬に帰ろうとしていた私が、島尾敏雄さんに、どこか適当な同人誌を紹介して欲しいと言って薦められたのが『青銅時代』であった。確か彼が小川さんに手紙で渡りをつけてくれたと思う。1968年の第 12号に『転生』を書いて同人になった。第13号には『ピカレスク自叙伝』を書いたが、結婚、双子の誕生、その双子を一人ずつ抱いての東京移転、非常勤の安月給でのピーピーの生活苦(当時はそう考えるほどの余裕すらなかったが)からか、同人費を払うのが苦しくなったからか、二年ばかりで脱会した。 1977(昭和52)年、第20記念号に何か書かないか、という温かな誘いがあり、生活にも少しは余裕が出てきたこともあって、出戻った。そのとき出したのが『召喚』である。



 ところで一時期もう一つの同人になっていたこともある。確か1982年ころから懇意にしていた、今は亡き武田友寿さんと図って旗揚げした同人会である。今は平安女学院大学の学長さんであられる高田宏氏や、文芸評論の松本鶴雄、利沢行夫氏、そして以後現在まで親しく付き合っている平沼孝之さんなどを誘って、 1983年、『午後』という同人誌を創刊したのだ。しかし今では正確には思い出せないいくつかの理由が重なって、1号だけで廃刊となってしまった。そのとき書いたのが、『呑気症』である。

昭和29年度卒原中同窓会『三氏を祝う会』(2005年7月30日)


「桜井清一氏の助役就任、伏見正雄氏の郷大将凱旋、佐々木孝氏の出版を祝う会」という面白い同窓会が割烹たはらで行われた。三氏のうちの一人に加えられて甚だ面映い次第ではあったが、懐かしい面々にお会いできるというので出かけていった。幹事役の西内祥久氏によると、これを一つのきっかけとして以後同窓の友人たちが集まり、語り合い、時に協力して何か楽しいことをやっていきたい、と言うことだが、その趣旨には大賛成である。

半世紀ぶりのクラス会開催!

今度の九月十四日(水)、12時からラフィーヌで実に卒業後半世紀ぶりのクラス会をやることになった。八月十六日の段階ですでに女子15名、男子9名の参加が確定しており、最終的にはあと2~3名増えるかも知れない。50年も過ぎれば、当然物故者もいて、彼らのこと、とりわけ担任の管野先生のことを想うと、胸のあたりが痛くなってくるが、しかし彼らのためにも、生きているわれわれが旧交を温め、残された日々を互いに励まし合っていければ、と心から願っている。そういうことを考える年齢になった、と言えばそれまでかも知れないが、そうだとしてもそれ自体喜ばしきこと、実に心温まる人間的なことであり、老いることもまた素晴らしきことかな、と思えてくる(2005/08/16記)

 

著書・編著

※私家本については「著作物のご案内」をご覧ください。

◆『ドン・キホーテの哲学ーーウナムーノの思想と生涯』、講談社、1976年
◆『スペイン黄金時代』(共著)、日本放送出版協会、1992年
◆『プログレッシブ スペイン語辞典』(共編)、小学館、1993年
◆『モノディアロゴス』(富士貞房名義)、行路社、2004年、など。
◆『原発禍を生きる』、論創社、2011年。
  なお本書は中国語、朝鮮語、スペイン語に訳され、それぞれ香港、韓国、ス  ペインで出版された。

和訳

◆『ロヨラのイグナチオーー自伝と日記』、共訳、桂書房、 1966
◆ オルテガ『ガリレオをめぐって』、共訳、法政大学出版局、 1969
◆オルテガ『個人と社会』、共訳、白水社、1969
◆ウナムーノ『キリスト教の苦悶』、共訳、法政大学出版局、 1970
◆ウナムーノ『ドン・キホーテとサンチョの生涯』、共訳、法政大学出版局、1972
◆ウナムーノ『スペインの本質』、共訳、法政大学出版局、 1972
◆ウナムーノ『人格の不滅性』、共訳、法政大学出版局、 1973
◆M.ピダル『スペイン精神史序説』、法政大学出版局 1974
◆ウナムーノ『生の悲劇的感情』、共訳、法政大学出版局、1975
◆オルテガ『ヴィルヘルム・ディルタイと生の理念』、未来社、1984
◆マダリアーガ『情熱の構造』、れんが書房新社、1985
◆ライン『スペイン― 一八九八年の世代』、共訳、れんが書房新社、1985
◆オルテガ『哲学の起源』、法政大学出版局 、1986
◆オルテガ『ドン・キホーテをめぐる思索』、未来社、 1987
◆カロ・バロッハ『カーニバル』、法政大学出版局、 1987
◆ビトリア『人類共通の法を求めて』、岩波書店、1993、など

富士貞房名で主に同人誌『青銅時代』に発表した作品は、「富士貞房作品集」ですべてお読みいただけます。

研究論文・その他

◆ウナムーノによるスペイン哲学の構想、「思想」、岩波書店、1973年2月号
◆ウナムーノと漱石(西文)、サラマンカ大学文・哲学部 1975年
◆今日的オルテガ、中公クラシックス版『大衆の反逆』解説、2002年、など

◎なお論文・雑文などほぼすべて本サイトに収録されています。

新聞報道

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